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中はこの様に成っています 改造途中でボリュームポット基板が外して有る状態です コンデンサはオレンジドロップが使われています オレンジドロップを使っているメーカーはMESAが使っていて有名ですね 手ハンダの箇所は少なく線材は平行線やコネクターでつながれています ボリュームポットもジャックも基板に乗っていて、とても効率よく作られています 画像には写っていませんがインプットジャックは基盤に乗っていません 最近忙しくてH.Pの更新が余り出来なくてすいません 続きます |
今回の改造はミッドカットツマミ付け、レゾナンスツマミ付け クリーンと歪のチャンネル切り替えスイッチ取り付けです このアンプはチャンネル切り替えがFOOT SWのみで切り替えの為、お客様は不便に感じたようです ミットカットツマミ付け改造ですが、ツマミは「MID CUT」「MID Feq(周波数)」 「LEVEL」の3個のツマミが追加になります なぜLEVELツマミが必要なの?と感じたと思いますが、MIDを極端にシャープに落とすとハイローが上がっていても、音が小さく感じてしまう為です その為少し全体の音量を上げるつまみが必要になります KRANKには「SWEEP」というMIDツマミとは別にMIDを変えられるツマミが有りますが、お客様は大胆なミッドカットをご希望でした(CUTとは少し違う効きです) まずは回路の試作から始まります 右の様にラフに組みます このような改造時は実際に音出しして乗数決めた方が上手く行きます 回路に入るギター信号のインピーダンス低くする必要があるため、 今回はオペ(IC)でインピーダンスを低くします |
これで動くかな?と言うところまできたらICに掛ける電源を作ります 真空管のギターアンプは信号のレベルがとても大きいので コンパクトエフェクターと同じ電圧では歪んでしまいます このような改造時は自分はオペ(IC)に定格ギリギリの一歩手前まで電圧掛けます KRANKは内部電圧でオペに掛けられる電源部を改造すれば 充分な電圧が掛けられそうなので、電源部も改造しました 上の画像は電源基板改造前です 線材がゴチャゴチャなので綺麗に再配線して電源基板追加します 線材を寄り直したりして、少しスッキリしてスペースも出来ました オペに掛かる低電圧回路基板を追加しました |
シャーシに3個のツマミを取り付けるための穴を開けます スペースの都合上裏パネルの「KRANK」の文字に掛かってしまいましたが ここが一番ベストなところでした 下の画像はレゾナンスツマミ追加の穴です |
追加基板を取り付けた状態です 線材も未配線だからバラバラです 追加基板の位置も「ここがいいのかなぁ・・・ツマミがここに来て、新しい電源をひっぱってくるから・・・ここが良いけど、あれ、基板上に部品有るから、もう少し左か?手前?ここだと発信しちゃうんじゃないかな?」と色々考えて 場所を決めします |
Volポットも3個取り付けて綺麗に配線して線材を束ねます 今回の改造で気を使ったところはお客様が単にミッドカットしても高域が「ガリガリ」する感じが好きではないと言っていました ここが今回の改造のキモになりそうです MIDカットするとハイとローしか残りませんから(いわゆるドンシャリ)と言う音です その時にミッドカット時の粒の細かい歪を残したまま、高域はガリガリ言わない 耳に痛くない高域を出せるようにする音作りが大変でした ツマミは右下の画像の様な配置になりました 「MID CUT」 ミッドをシャープにカットします ギターアンプのMIDツマミではカットし切れない所までカット可能です 「MID-Feq」 ミッドの周波数を変えます カットしたいMIDは人により微妙に違います 400Hz〜1KHzの間を動かせたと思います(確かこの間の周波数たと思います、作業終ると忘れてしまうのですいません) 余り上の周波数まで可変できると、単なるハイカットになってしまうので このくらいが限界かなと思います 「LEVEL」 ツマミはMIDを落とす事で音量も落ちる感じに聞こえるので 音量をかさ上げする為のLEVELツマミです 一番右の「MID CUT ON」のトグルSWでMID CUTの回路をバイパス出来ますので ONとOFF(バイパス)時の音量が同じか 少し大きい位がLEVELツマミの適正位置になると思います |
レゾナンスツマミを追加します これも裏パネルに取り付けになります フロントパネルに手動で切り替えできるチャンネル切り替えSWを追加します CLEAN CHANNELではなくKLEEN CHANNELなのか |
アップの画像ではないので分かりにくいかもしれませんが ミッドカットツマミとレゾナンスツマミが追加後の画像です MIDFeqのツマミは想像以上に良く効いてくれました ギターアンプにおいてMIDはやはり重要だ 音はとてもヘヴィです、ほとんど別物アンプの様です 今回は真空管は未交換です 使われていたパワー管はタングソル!!が入っていました ムラードは高すぎて手が出ないという方にはタングソルをおすすめします タングソルも充分高価な管ですけどね |
KRANKはヘヴィなアンプというイメージ有りますが このRevo-1はいたって普通の音だと感じます(良い意味で) この後にパワー管6550になったりしますが 自分が持つKRANKのイメージはMarshallのJCM900-4100を少しモダンにしたイメージです アンプとしては無改造のRevo-1は使いやすいアンプだなという感想です 意外と万能アンプです、クリーンもちゃんとクリーンサウンドが出ます 無事完了いたしました |