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エンパイア カスタム アンプリフィケーション(E-C-A)は
楽器アンプ、エフェクターの修理、製作専門とする公房です。

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reissue(再生産)Fender'65 Deluxe Reverbの2マスターボリューム改造です

         

フェンダーデラックスリバーブに2個マスターボリュームを取り付けた改造です

今回は再生産物の改造です
中は、この様にプリント基板で綺麗に配線されています
ツインリバーブも再生産物は、画像の様な作りになっています
ツインリバーブと比べるとデラックスリバーブは基板が外し安い作りになっています

ボリュームポット、ジャックは基板に乗っていてメイン基板と平行線でつながります
基板同士はコネクターで差し込む様になっています

手半田の箇所が無いのですが
真空管ソケットにつなぐ線材は全て手半田です
ヒーター部も手ハンダだよ・・・
この作業は結構大変だろうなぁ



         

今回はヴィブラート(トレモロ)ツマミの所
「SPEED」「INTENSITY」の所にマスターVolを取り付けしました

SPEEDツマミにマスターVol(TYPE-A)
INTENSITYツマミにマスターVol(TYPE-C)です
線材の本数が意外と多くて大変です
色分けしないと分からなくなりそう

TYPE-Aは通常のマスターVolです、一部のツインリバーブなどについている物と同じです
TYPE-Cはデラリバを歪ませたい時にアッテネーターの様に効くマスターVolです

プッシュ、プルでキャンセルも可能です

         

赤丸のポットはバイアス調整用のポットです
マスターVolを追加するとぶつかってしまう為
L金具で固定して移動しました

プッシュプルのVolポットは奥行きが有るから色々大変です


         

トレモロのツマミは裏パネルのEXT SPJACKの横に穴を開けて取り付けます

ダイヤルツマミを使用しない理由は
裏パネルに取り付けると見えない為と手探りで回す時に分かりやすいからです















線材の束が基板斜めに横断します
トレモロのノイズ拾わないかなぁ・・・少し不安と思いながら作業
結果問題なく作業は終了しました




         

完成画像です
見た目はマスターVolのシールが貼っていないので分かりませんが
ヴィブラートツマミが両方共マスターVoに変わっています
















この様にプッシュプル(PUSH PULL)でキャンセル可能です
PULL時(引いたとき)にキャンセルもしくはPUSH(押し込んだ時)キャンセル
どちらもお好きな方に対応できます




         

無事完了致しました
デラリバは名器です
シングルコイルで歪もクリーンも両方いける音なんです
両方とも良い音が出るなんて凄いアンプだと思いませんか?
これにRATがあれば他は何も入らないです(オーバーかな?)