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中はこの様になっています プリント基板ではなく、ポイント トゥ ポイントで 基盤もハトメ打ちで部品同士が 直接つながるようになっています 大量生産メーカーなのに完全に手作りです Fenderすごいな… |
このアンプの特徴はリバーブではないでしょうか? Fenderがリバーブ回路を入れる位置はプリアウトの後が多いのですが このアンプは入力段のすぐにリバーブ回路がきます またリバーブに信号を送る管をFenderは12AT7を使うことが多いですが この機器は6V6という管が使われています そうです6V6はデラックスリバーブのパワー管と同じです パワー管でリバーブを振るなんてなんてリッチな事しているんだろうw 6V6の他にEL84を使っているバージョンも有ります どちらもパワー管に違いないので、リッチな使い方には違いないです 画像矢印上が6V6と言う管です Fenderすごいよ |
このアンプの個性的なところはツマミです インプットジャックすぐ隣に 「DWELL」「MIX」「TONE」が有ります 初めて見た時「DWELL?what????」 「DWELL…DWELL…」意味は「住む、移住する、ゆっくり考える、思案する」 REVERBツマミがなぜDWELLになったんだろう FenderのREVERBツマミはリバーブのアウトプットレベル それに対してDWELLはリバーブのインプットレベルだから表示を変えたかったのでしょうか DWELL→REVERB MIX→REVERBとDRY音の音量バランスを調整 TONEはREVERB音のみのTONEになります 個性的なアンプです |
今回は改造前に表面に貼られているトーレックスと呼ばれる合皮?のような物のクリーニング作業をお客様から希望されていました 凹凸が大きいのと黒でないため汚れが目立っていました 画像はバッフル板も外して四角い枠だけになった状態です ハンドル(取っ手)部分も外しました かなり汚れていました シャーシを釣るための金具部分もかなり汚れています |
専用クリーナー奇麗にします 左半分がクリーニング途中、奇麗になりそうです ハンドル部分も奇麗になりました シャーシを釣る金具部も奇麗です なんかbefore afterみたいだ |
ここから改造になります お客様はレイヴォーン好きなお客様でした 「透明感の有るクリーンは出るが、ある程度の音量でも歪が出るように」というご希望です 2Master Volを推奨いたしました 使い勝手を考えるとフロントパネル側の方が良いので トレモロ(ヴィブラート)ツマミを裏に回して 空いた穴にマスターVolを取り付けます 裏側にSPEEDツマミとINTENSITYツマミを取り付けた状態です この形のツマミは手触りで上がり方がわかるので よくこのツマミは使用します 右の画像がマスターVol取り付け完成形です PUSH PULLでマスターVolのキャンセルも出来ます 完成して音出しをしたら思ったより歪む音も作れて 使い勝手はよかったですね 左側のVolでパワーアンプ部の歪を作り 右側のツマミでアッテネーターのように 音量調整をいたします マスターVolを後ろから見るとこの様になります 線材の多さが大変なところでもあります |
改造は次の改造はMIDを少しブーストする改造です 今回は巻弦側が少し厚くなるように改造します 正確にはミッドーローの付け足しになります お客様と相談して赤丸のところに付けました 3点切り替えのSWでセンターでOFF(音の回路)位なるようにしました 右左でブースト量と周波数が変わりますが こちらの画像が完成形です |
>スピーカーケーブル(ジャックあたり) >が経年劣化しているようで、 >長時間使用していると高温になりネバネバしています とお客様から連絡が有り ご要望でプラグはスイッチクラフト SPケーブルはベルデンになりました ケーブルが長いのもご要望から少し長めになっています |
今回は真空管は未交換になっています >やはり中域の増幅で良かったです >歪みも古き良き時代って感じです とお客様からもご連絡いただけました 無事終了いたしました |