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エンパイア カスタム アンプリフィケーション(E-C-A)は
楽器アンプ、エフェクターの修理、製作専門とする公房です。

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BRIGHT SW バリアブル ブライト モディファイ
         

ブライトスイッチと言えばFenderアンプで有名です
ブライトスイッチは本来ONかOFFのスイッチが付いています
それをバリアブルにツマミで調整できるように改造します

またアンプに寄ってはブライトスイッチが付いていなくても
常時ON状態のアンプなどが有ります
今回改造したDivided by13(÷13)も
常時ブライトスイッチがオン状態の為、演奏する音楽によっては
少し高域がきつく感じる時が有るのかもしれません
その為ロージャックを利用して、バリアブルブライトをつけました
今回は上記以外の改造も施したので平行して書こうと思います

画像は改造前です


         

この様な感じになります

自由にブライト(高域の調整)が出来るようになりました

Fender Marshallなど、ほとんどのアンプに取り付けられます


         

つまみの色も合わせているので違和感は余り無いと思います

         

Fenderアンプには、この画像のように
ブライトスイッチが付いてない物もあります
スイッチが付いてないからブライトスイッチはOFFと思いますが

デラックスリバーブは内部で常時ブライトスイッチがオン状態です

もう少し明るさを抑えたいと、いう方のために下記の改造を施しました

         

「ブライトスイッチのオンオフ以外にもう少し甘い音が欲しい」と希望でした

Trebleをしぼる感じとは一味違う、「BRIGHT CUT」が追加されています
トグルスイッチの三点で切り替えが出来るようになっています

これは、かなり前の改造でしたが、BRIGHT CUTの音決めに
とても時間がかかった物でした
この様な改造は出音勝負になるので、実際に自分で音を出して
C.Rの乗数を変える改造になるので悩むところです

何度も弾き比べして乗数を変更します

         

同じDivided by 13(÷13)の改造の続きです

画像一番上のプリ管が5879という5極管が使用されています
ノイズが大きい為交換したいのですが
現在製造中止品のtubeです
何本か取り寄せましたが、良好な物が有りませんでした

これから先のことを考えると同じ5極管のEF86の方が安定供給が見込まれます
しかし5879はmatchlessやbad cat等で使われている同じ5極管のEF86とはピンの配置が違いますので
そのまま差し替えは出来ません
その為EF86に改造を施しました


         

EF86改造にしてローノイズ、ローマイクロフォニックになりました
GAINも少し上がりました

EF86はソブテック、エレハモ、JJなど現行で生産されていますから
真空管選びには幅が出る物になっています

個人的にはムラードEF86がおススメです
この仕事をやっていると、ヴィンテージ管を奨める事は少ないのですが
ムラードEF86は別格です