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エンパイア カスタム アンプリフィケーション(E-C-A)は
楽器アンプ、エフェクターの修理、製作専門とする公房です。

電話、FAXのお問い合わせ03-3944-1315〒112-0005
東京都文京区水道2-11-12 阿部ビル1F裏


   MASTER VOLUME(マスターボリューム)取り付け改造


                   フェンダー(Fender)やマーシャル(Marshall)等の1ボリュームのアンプなどでは
                  音量を上げないと心地よい歪が得られないときがあります

                  マスターボリューム(Master Vol)取り付けモディファイ(改造)することで、
                  音量調整が出来るようになります。

                  元からマスターボリュームが付いているアンプにも
                  下記のBまたはC-TYPEのマスターボリュームを付ける事で
                  アッテネーターの様な効き方で音量が下げられます

                  マスターボリュームは大まかに分けて3種類有ります


         
A-TYPE Master Vol     12.000円(税込み

オーソドックスなマスターボリュームです
マスターボリュームを上げるとパワーアンプ部が歪み始め
マスターボリュームの上下(音量)に寄って歪みも変わります
音量も滑らかに上がります
FendarのツインリバーブやMarshallのJCM-800等に付いているのが、このタイプです
一番使われているタイプのマスターボリュームです
Fenderアンプ、または余り歪を必要としない方に推奨します 

マスターボリュームをプルしたらオン、
プッシュ状態でオフ(キャンセル)等(逆も出来ます)が出来ます
Marshalの1959や1987に取り付けた時の歪はローリングストーンズを演奏できる位の歪です



         
B-TYPE Master Vol    12.000円(税込み

アッテネーターの様に効くマスターボリュームです
歪を保ったまま音量の上下が出来ます
マスターボリュームを上げると「良い感じに歪むけど、マスターボリューム下げると歪がイマイチ」と感じる方
マスターボリュームの無いアンプを使用している方、
Marshallの1959、1987、BLUES BREAKERコンボ等で音が大きすぎてスタジオやライブハウスでボリューム上げられない方に推奨します
音量の上がり方はAタイプほど滑らかでは有りませんが、ライブ重視の実践タイプのマスターボリュームです
マスターボリュームをプルしたらオン、プッシュ状態でオフ(キャンセル)等が出来ます

注:マスターボリュームが「0」でも音は完全に消えません、少し漏れます

         
C-TYPE Master Vol (マイナーチェンジVer)   12.000円(税込み

マイナーチェンジVerのマスターボリューム付け改造です 
ツマミをプル、プッシュでバイパス出来るようになりました
当公房で一番おススメなマスターボリュームです


これもアッテネーターの様に効くマスターボリュームです

利点はBタイプより滑らかに音量が上がりますので、音量のコントロールがしやすいです
ボリュームを絞り切れは音も完全に消えます

マスターボリュームツマミがフルでオリジナルと同じ音が出ますが
マスターボリュームをキャンセルする場合はツマミがプッシュ状態でバイパスされます

タイプBは歪み感が強いマスターVolですが、このタイプCはコード感が損なわれずに音量の上下が出来ます
マイナーチェンジ前はマスターVolのバイパスにトグルスイッチが必要でしたが、マイナーチェンジ後はPULL-Volタイプでバイパスが出来るようになりました

画像はプレゼンスポットを後ろのスピーカーアウトジャックにに回して
元のプレゼンスの位置にマスターボリュームが付いています

マスターボリュームの位置はご相談ください



注意点

マスターボリュームのON-OFF時にクリックノイズが出ますのでスタンバイスイッチをオフにしてON-OFFしてください



プレゼンスは裏パネルのスピーカージャックの穴を流用して取り付けて有ります





   
               複数のマスターボリューム取り付けについて    
 
                                   マスターボリューム取り付けは1個取り付けで充分ですが
マスターボリュームが元から付いているアンプ                (既製品のアンプはA-TYPEが付いている事が多いです)
その様なアンプにBまたはC.TYPEのボリュームを付ける事で小音量でもアンプの歪が得られます
元が1ボリュームのアンプには                「出力ダウン改造」+「マスターボリューム1個」の併用も良いと思います

A+BTYPE 2Master Vol    17.100円(税込み

右の画像はマスターボリュームAタイプとBタイプを2つ付けた改造です
家などで深夜に弾く時などは2マスターVol改造が良いと思います
Bタイプはアッテネータの様に歪みを保持して音量が下がりますが
深夜に周りに迷惑を掛けないまで音量を下げると、リミッター感の強い歪みに感じる時が有ります
歪みを稼ぐ目的なら良いのですが、もう少しクランチやピッキングに反応したオーバードライブが欲しい方には、2マスターVolの方がいいと思います

マスター1がAタイプ、マスター2がBタイプになります
マスター2で音量を決めてマスター1でパワーアンプに送る信号の調整(マスターVol1がポストゲインと言った感じです)
使い方のバランスは好みでよいですが小音量でも大音量でもピッキングの強弱に対応した歪みを、かなり細かく調整できます

2個のポットはプッシュプルでマスターボリュームのON OFFが可能です


            マスターボリュームの取り付け位置について


                  マスターボリュームの取り付け位置ですが
                  マスターボリュームがフロントパネルに有ると使い勝手は良いですが
                  アッテネーターの様に効くTYPE-CのマスターVolは
                  インプットジャックの近くの取り付けは余り推奨いたしません
                  Marshallの4インプットジャックのアンプ(1959等)の時は
                  PRESENCEツマミを後ろパネルに持って行き
                  マスターボリューム(TYPE-C)を元のPRESENCEツマミの所に取り付ける方法が有ります

                  取り付け方法や位置についての御相談は、お問合せください





このマーシャル(1959)の改造はマスターVolが左端に2つ付いている改造です

「元のコントロールはなるべく位置を変えないで、追加のマスターVolもフロントパネルに」という
要望でこのようなレイアウトになりました

ギターアンプの信号の流れを考えると、インプットジャック周りにマスターVolを取り付けるより、こちらの方がトラブル無くて良いと思います






アップで見ると、このような感じです
MASTER Vol-1がタイプA
MASTER Vol-2がタイプBになります

MASTER Vol-1が「ポストGAIN」と言った感じで上げていけば歪が増えます
MASTER Vol-2がアッテネーターの様に音量を下げる事ができます

2個使いにしたので小音量でもクリーン〜オーバードライブまで幅広い音作りが可能になりました
ピッキングに反応しやすい軽いクランチも簡単に作れます

マスターVolはPULL(引く)オンになります
プッシュ状態だと回路は完全にバイパスされます





遠目に見るとこのような感じです
違和感なく取り付けできました

無事完了です


                 
  インプットジャック部にTYPE-Aを取り付け
                  プレゼンスツマミ位置にTYPE-Cを取り付け
                  裏パネルにプレゼンスツマミ移動という事も出来ます
 
               

A+C-TYPE 2Master Vol    17.100円(税込み

TYPE-Aをジャック2のロー側に取り付けます
ハードロックやヘヴィメタルを演奏するには
少し歪が足りないと感じると思います

初期のAC/DCやストーンズなら大丈夫かな?という位の歪です







遠目で見るとこの様な感じです













同一のアンプにTYPE-Cを追加すると、かなり歪の調整に幅が出来ます
ブルースロックから初期のヴァンヘイレンのリフまでカバーできます

「PULL BYPASS」や「PULL ACTIVE」 etc
マスターVolの動作もお好きなように選ぶ事が可能ですl

サンプル機もございますので試奏は可能です