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大田カツさんの改造マーシャルの前面側です 4インプット仕様で元からマスターボリュームが付いています 真空管の仕様は パワー管EL34 4本 プリ管12AX7 3本になります これはコンボアンプ(JTM45)の様な作りのMarshallをヘッドアンプにするために切断されています 切断されている為、この様な形になっています 本来は前面に移っている面が上に向く構造になりいます ちなみに本人が切断したそうです |
上面から見るとこの様な形です ハンドル(取手)は移動して、この位置付いてます 1959やJCM800の2204より少しキャビネットが小振りに作られています 右の画像は裏からの撮影です 強烈なつくりです 切断面が分かると思います エディが使用していた Frankensteinと言うギターが有りますが このアンプは、大田カツ/Frankenstein Marshallと呼ぶべきでしょうか? |
裏板を外すとレイアウトも、かなり変わっています 奥側左からプリ管12AX7Aが2本 手前の列にパワー管6CA7/EL34が4本並びます パワー管の間の奥に12AX7A(位相反転、フェイズINV)管が有ります 青い円柱状の物は電解コンデンサです レイアウトも個性的・・・ 近くで撮影すると真空管のレイアウトが分かりやすいです この時はパワー管にはエレハモ/ソブテックが入っていました 右はDALYの電解コンデンサです このアンプの音を決める重要な部品の1つですね ギター信号が流れるコンデンサ(カップリングコンデンサ)も重要ですが 電源周りの電解コンデンサも、とても大事です 電解コンデンサを「平滑回路の部品の一部」と考えるか「音色に影響する部品の一部」と考えるかは人それぞれですが・・・ |
中の画像です、線材や追加基板などでゴチャゴチャに見えるかもしれませんが考えて配線はして有ります JCM800等はシャーシが横長で余裕があるので改造も楽なんですが このアンプはスペースも余り無く改造は、かなり大変でした 中央左端が追加基板です、オリジナルよりゲインが上がっている状態です 右画像が追加基板です 元の基板と追加基盤の間でギター信号のやり取りをしています 元の基板で使わない部品などは抜いてある箇所も有ります 音の事を文章にするのは難しいですが 聴感情は「ミッド少し上がり、耳障りなトレブルは無いけど明るくコード感が、はっきりと分かる音」と言った感じでしょうか |
レイアウトが上下逆さまに見えますが、アンプ本体を前にするとツマミは、この様に見えます マジックでツマミの位置が書いて有りますが、このアンプは改造されている為 他のマーシャルで同じツマミ位置にしても本人と同じ音は出にくいかなと思います 本人も演奏場所の反響などを考慮してツマミの位置は結構変えてるみたいです |
以上で大田カツさん所有の改造マーシャルの紹介でした 今回は本人が快諾して頂けた為に中まで公開できました 感謝いたします |