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エンパイア カスタム アンプリフィケーション(E-C-A)は
楽器アンプ、エフェクターの修理、製作専門とする公房です。

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Marshall JVM210H 改造(Mod)
マーシャルJVH210Hの改造です
今回の改造はバイアスセレクトスイッチの追加で
パワー管を6550・6L6GC/5881・EL34の3種類使えるようにする改造です
またウラパネルにはハイパスフィルターを3点のスイッチで切り替えできる改造もしています


         



マーシャルのJVMシリーズの2チャンネル仕様のヘッドアンプです
見た目は3チャンネル?と感じますが2チャンネルです


今回の改造はバイアスセレクターの追加、HI-PASSフィルター部の改造になります


         

追加するスイッチはこの様になります
3点切り替えのロータリースイッチになります

















遠目で見ると電源トランス付近に取り付けになります
裏板で、ふさがる為スイッチをぶつける心配や
間違って切り替わる事も有りません








         

お客様の要望で、今回はエレハモの6L6GCの差し替えになっています

お客様は「マーシャルは自分にとって少し高域が少しきつく感じる」と言うことでしたので
内部のHI-PASS回路の改造も行いました


         

内部のHI-PASS部分の改造です
3点のトグルスイッチで切り替えになります

予定では「HIPASS-OFF」「HIPASS-ON」「HIPASS-HALF」の3回路の予定です
コンデンサと抵抗でフィルターを製作します

「HIPASS-HALF」とはHIPASSのオンとオフの真ん中の音欲しいなと感じた為です











「HIPASS-HALF」は実際に音を出して数値を決めた方がよい結果が出るので、画像のようにシャーシだけ取り出して音出しします

結構悩むところでも有ります








         

取り付けは画像のようになりました
裏パネルに取り付けいたしました

高域がきつく感じる方にはおススメの改造です














遠目で見ると画像のような位置に取り付けました
スピーカーアウトジャック付近にです



         

一番上の画像を見て気が付いた方もいると思いますが、表面のトーレックスが張り直しされています
特注だそうです、カーボンファイバーみたいでカッコいいですね

         

無事改造完了です
パワー管6L6GCはFenderが使用していますが
歪み系アンプだとSOLDANO、MESA、MarshallのJCM900等が有名です

6L6GCはミッドレンジが上がる感じです
「ちょっと高域痛いな、でも6500やKT88の様にSLAYERやZAKKじゃない」と言う人は6L6GCを試してみると良いと思いますよ

JCM900や2000もそうですが、2チャンネル仕様のマーシャルはジャンル問わず使われる傾向が有る様です・・・2チャンネルは名機が多いのでしょうか?

最後になりましたが、このアンプは
Sadistic DutyのギターリストYuji氏の物です