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MatchlessやBAD CATがVOXのAC30のモデイファイから作られたのは 有名な話です VOXアンプに+αの物を入れて製作してみました |
中の基板は全て外して、ベーク板にハトメ打ちして各パーツを ポイント トゥ ポイントでつないだハンドワイヤリングのアンプです ツマミなども増設されて+αの音を目指しました 画像の用意が出来ました 以下にツマミのレイアウト、内部画像などご覧下さい |
ツマミのレイアウトはAC15と同じです マスターボリュームが付いていますがON-OFF可能になっています 右側はTOP BOOSTチャンネルです 画像左からBASS TREBLE VOLUMEになります 改造点です 3点切り替えのBRIGHTスイッチの追加です センターオフでオリジナルVOXの回路になります 左右に倒すと音が明るくなり、音がハッキリします バンド内で埋もれない音になります 「BRIGHTスイッチ?Fenderに付いているBRIGHTスイッチは 音が薄っぺらくなるから好きじゃないよ」と言う方がいると思いますが VOXにはバッチリ合います 「MATCHLESS」や「BAD CAT」がVOX改造から作られましたが この2機種も常時BRIGHTスイッチが入っています このスイッチだけでVOXが「MATCHLESS」や「BAD CAT」になるわけでは有りませんが それ風・・・になります(微妙な言い方ですいません) MATCHLESSのブライトな感じより、もう少しエッジを落としたい方のために BRIGHT LEVELを付けました BRIGHT SWがオンになったときに連動します 「BRIGHT SW入れると広域キツイな、OFFだと甘すぎだ」と感じる方は このつまみを少ししぼると耳に痛い高域は落ちつつ、突き抜ける高域は残る感じになります BRIGHT SWはVOLUMEがフル(10)の時は効きません BRIGHT LEVELはBRIGT SWがオフの時は効きません これも追加改造のスイッチです VOXのトーンコントロールはMIDの落ち方にクセがあるので MIDブースト欲しいなと思っていました BLUES MANには要らないのかもしれませんが・・・ スペースの都合上トグルスイッチが2個になりました MID SHIFT1と2で3段階のMIDブーストが出来ます 弾きやすい音になります、自分はギターは上手ではないので コッチのスイッチオンの方が好きです 効きはそれほど派手に掛からない様になっています TREBLEツマミがセンターより左側だと効きは悪くなると思います |
こちらはNORMALチャンネル側のレイアウトです 右端に切れてしまっていますが、こちらにも BRIGHT SWのオンオフとBRIGHT LEVELツマミが付きます TONEは3点のロータリースイッチ(ガチガチと回すスイッチ)です 「MATCHLESS」や「BAD CAT」は5点切り替えですが オリジナルに敬意を表して3点のままになっています [TUBE SELECT SW]はNORMALチャンネル側の 初段の真空管を切り替えるスイッチです EF86と12AX7の切り替えになります EF86と聞いて「MATCHLESSやBADCATで使用しているTUBEでしょ?」と感じた方はマニア認定です EF86は昔のVOXにも採用されていました 前からEF86と12AX7の音の違いってどんな感じなんだろう?と思っていたので開発兼ねてこのアンプに付けてみました EF86だと1回増幅、12AX7だと2回増幅になります 12AX7の方がエッジが出るような感じがしました 12AX7はゲインの低い物を選べばEF86より歪まないように調整も出来ますが ゲインは通常レベル(真ん中)の物を入れました |
NORMALちゃんね側の上部に[POST BASS]ツマミが付いています パワーアンプ部でローを上げる為のツマミです 今回は30センチ1発のヴィンテージ30です2発ならかなりローも出るのですが もう少しロー欲しいなと思いつけました 各チャンネルに付いているBRIGHT SWを入れたときに巻き弦に高域成分が乗りすぎて音が薄く感じた時に回したりしてもいいと思います オリジナルVOXって意外とローを削っているんですよね MIC録りした時にロー削れを感じた人はいると思います パワーアンプでコントロールしているので両チャンネルに効きます |
CUTつまみです パワーアンプ部で高域をカットするツマミです オリジナルVOXにも付いていますね CUTツマミですがMATCHLESSやBAD CATのCUTツマミは 極端にマスターVOLが絞られているとほとんど効かなくなりますが このCUTツマミはマスターVolツマミが、どこの位置に有ってもしっかり効きます MATCHLESSやBAD CATに慣れている方は「あれこんなに効くの?」と感じるかもしれませんが その時はツマミ上げ気味でご使用ください CUTツマミはフルでパワーアンプ部はフラットになります 自分がツマミの調整時はCUTツマミはフルから絞る方向で調整してます |
一番左がにマスターVolが有ります 小さいトグルスイッチでオンオフ出来ます マスターVolですがVOX、MATCHLESS、BAD CATにも付いていますが 「もう少し滑らかに音量上がらないのかな」 「少しつまみ回すと・・・爆音・・・orz」と思っていました、またマスターVolを絞り気味にした時の音の変化が好きでは有りませんでした (VOX、MATCHLESS、BAD CAT使っている方すいません、文句ではなく 我儘な消費者の意見と思ってください、昔はあのマスターVolの回路にしないとツマミのPUSH PULLでマスターVolのキャンセルを出来なかったんだろうと思います) マスターVolは滑らかに上がるように、絞った時もコードの分離感や歪が変わらないように新しいマスターVolの回路にしました インプットジャックは1個の為、TOP BOOSTチャンネルとNORMALチャンネルはトグルスイッチで切り替えます、ジャックの抜き差しをしないで切り替えられます |
スピーカーはセレッションのヴィンテージ30が入っています スピーカーコードはベルデン9497です プラグは写っていませんがスイッチクラフトです パワー管を冷やす為の冷却ファンも付いています パワースイッチオンで冷却ファンは回ります |
内部画像です コンデンサはマロリー製 抵抗はXICON製を中心に使用しました(アランブラッドリーと見た目はそっくりです) カーボン抵抗ですから音はウォームな傾向です 一部数値が無い物は他メーカの物を使用しています ボリュームポットは24ファイの物はCTS製です 小さいツマミはアルファ等の16ファイの物使用しました ギターの信号ラインの線材はベルデン製8412をほぐして使用しています 電流の流れるヒーター部はベルデンでは有りません 線材の引き回しも直角曲げました VOXやHIWATTはイギリスメーカーらしく、線材が直角に曲げて有るので 線材の引き回しも真似してみました これはちょっと大変でした ベルデン8412は癖がつきにくいから曲げてもすぐ元に戻ってしまいました 線材がゴチャゴチャ見えるかもしれませんが 考えて配線はして有ります トランスも追加しました 右端に見えるのは追加のトランスです これでチャンネル切り替えや整流管の5AR4のヒーターを点灯させています |
ポット周りの画像です ボリュームポットはCTS製です なめらか〜ににトーンや音量が上がる傾向に有ります アルファ製程つまみ回したときのトルクは重くないです CTSは高価ですが、故障が少ないので今回使用しました コンボアンプだと熱も上がるし移動時に振動も受けます アルファとどちらを使用するか悩みましたがCTS製・・・ 入値高すぎ、もう少し安くなって欲しいですね |
線材の引き回し部分のアップです 線材の引き回しは直角です 手前の黒い線材もベルデンです シャーシ底部を這わせないで空中配線されていますが、この配線が一番ノイズが減りました 追加のアルミ板にしっかり固定されていますので ハンダ割れや線材切れはないと思います ソケット回りもヒーター等は撚って配線します |
工事中 |
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