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エンパイア カスタム アンプリフィケーション(E-C-A)は
楽器アンプ、エフェクターの修理、製作専門とする公房です。

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Marshall JCM2000 DSL401 修理
         
Marshall JCM2000 DSL-401 コンボアンプ

故障内容
ノイズ出る症状です


AC105Vなんですね
余裕持たせる為?
楽器フェアで来た時に泊まったホテルが105Vだったんでしょうか?^^
日本のコンセントは100Vピッタリでなく
少し高めに表示される事多いみたいです
特にマンションなどの集合住宅では高めです
夏の電力需要が多い昼間電圧降下が起きて
100Vピッタリ位になります


         

ダイオートと電解コンデンサの不良交換でノイズは止まりました

電解コンデンサの頭〜下の基盤に掛けてボンドをたらします
ボンド止めしないと振動でコンデンサの足が折れたり
半田割れ起こすためです
ネット上で「液漏れしている」と勘違いされる時が有りますが
メーカーも大きな電解コンデンサはボンド止めしている事が多いです

         

焦げていた抵抗も交換
少しワット数の大きい物に交換して余裕も足せます



ここの電解コンデンサも動かないように根元をボンド止めします

         

パワー管EL84と位相反転回路(フェイズインバータ)の真空管交換

全てJJ製です

         

プリアンプ部の真空管も交換しました

全てJJ製です

         

デジカメでオシロスコープの画像撮影するのは余り綺麗ではないですね

バイアス調整で波形をきれいにします
コンボアンプは熱を考慮して余り発熱しない方向で
バイアス調整される事が多いですが

今回の修理は冷却ファン取り付けするので放熱対策は、ばっちりです
その為バイアス調整は音質優先で調整できます

立ち上がり早く、抜けの良い音が期待できそうです

デジカメが画面に写っちゃってるよ・・・orz

         

これが冷却ファン取り付けです

裏板に取り付けています

         

クリーニング中の画像です

クリーニング液を綿棒の先に付けてジャックなどをクリーニングします

因みに画像はFUSEホルダーのクリーニング中です
クリーニングはボリュームポット、ジャック、ヒューズホルダーetc
様々なところをクリーニングします

         

音だしチェックです
立ち上がりの早い良い音です
まさにMarshall Sound!!

ファン付けしたので、今回のようなコンデンサ不良はなくなるでしょう


音出しした後2時間くらいは電源は入れっぱなしにしておきます

無事完了です