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中の基板はこの様に大きな基板が入っています プリアンプ部、パワーアンプ部、センドリターン、プリ管の真空管ソケットが乗っかる基板などから構成されています 部品のレイアウトなど、作りは5150と殆ど変わらないつくりです 手ハンダが殆ど無い作りです PEAVEYの作りは何時見ても凄いです 理路整然 |
パワー管の不良は確認しました 正常にパワー管に電圧が掛からない状態です 基板を外してチェックします |
不良の箇所は内側のパワー管の回路ですが 隣のソケット部の部品が外されないで抵抗が横付けでされています・・・ 元の抵抗はオ-プンの状態ですが、基板を外すのが大変だったから上付けで抵抗をつけたと推測されます なんか・・・少しひどいなぁと感じてしまいます 自分のアンプが音さえ出れば良いだろと修理されたら嫌ですよねぇ・・・ 5150は時期により、この基板についているパワー管のソケットシャーシにがハトメ打ちされています その為基板を外すのが、とても時間掛かる時があります |
基板を外します 自分はこの基板を外す時はソケットが付いている半田を全てとってひっくり返せるようにします 半田吸い取り機で取るとキレイに取れます 白い四角いのが抵抗です 右2個が不良ですが、こう言う時は4個セットで交換します ヴィンテージアンプの時はこの限りでは有りません |
基板も元に戻します これでパワー管に正常に電圧が掛かるはずです |
お客様はオーバーホール御希望ですので、プリアンプ基板もひっくり返してチェックします 5150の基板は大きいです トランスからの線も有るので、それも全て外して基板を裏返ししてハンダチェック、volポットのクリーニング、ハンダ当て直し等です 今回はインプットジャックも交換しました |
これが5150-Uのバイアスポットです シャーシの外からでも調整できるようになっています 5150-Tはバイアスポットが無いためバイアス調整時はバイアスの抵抗をパラレルにしたりシリーズにしたりして調整してました そうすることで「パワー管交換するたびに音が変わって帰ってくる」という不都合を回避できます またお客様の好みに合わせた調整も可能です PEAVEYって色々不思議な所あるんですよねぇ 「こんな面倒くさいつくりになってるの?組み込みする人大変じゃない」と感じる機種が有るかと思えば バイアスポット省いていたり・・・ 多分「ここまで安全パイで電圧深くしとけば壊れネーだろ」という考えなのかな 知り合いに5150-Tのバイアスポットのことを話したら「エディにメール送ってみる」と言った人居たけど(まじですか?) 世界中にこんな人が沢山居たんだろうな エディ:「5150にバイアスポット付けろってメール凄いんだけど、バイアスって何?」 PEAVEY開発者「OH!!really??次から頑張って付けるよ」 なんて事は無いでしょうけど |
無事完了いたしました 今回は真空管も全て交換御希望でした 裏の画像など撮り忘れたので全体像はこの画像のみでした 相変わらずド迫力サウンドのアンプですね エディ・・・Marshallからもシグネイチャーモデル出そうよ |