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エンパイア カスタム アンプリフィケーション(E-C-A)は
楽器アンプ、エフェクターの修理、製作専門とする公房です。

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           Marshall 1959 71年製 修理

                   ヴィンテージ マーシャル アンプのオーバーホール、真空管交換です 

         

71年製 Marsahll 1959の真空管交換、オーバーホールです

USAverからUKverに変える為抵抗は2本交換されていましたが
中身はオリジナルのままです

USAverのアンプのパワー管をEL34に変えても音はイマイチです
きちんと中身をUKverに変更した方が良いと思います




         

このコンデンサが乗っている物はヨダレ物です
良い音するんですよ

トレブルは出ているのに耳に痛くない感じ


右の画像はトーン基板周りの画像です
赤色の小さい部品がTrebleのコンデンサ
横の同じ色コンデンサ2個がBASSとMIDのコンデンサです

         

カソードのコンデンサ(0.68μ)もオリジナルです

大事に扱っていたんですね

         

パワー管を挿すソケットのクリーニングです

細い棒状周りにクリーニング液を付けてクリーニングします
一つ一つの穴を丁寧にクリーニングします

新しいアンプは、この様な事はしなくても大丈夫ですが
Vintageアンプと呼ばれるものはソケットが汚れているので
ソケットクリーニングは必ずやります


2枚目画像がクリーニング終った後です
1つの穴でこの位汚れています



「ソケットクリーニングして音なんて変わるの?」と感じると思います

「良い音」を再現するには小さな事の積み重ねで「良い音」は再現されると思います
小さい事の積み重ねが最終的に大きな違いと成り音に出るんじゃないかなと思います



         

FUSEホルダーもクリーニングします
綿棒も画像のように汚れます

FUSEはスロウブロウFUSEと汎用のFUSEが有りますが
音が少し変わります

HIWATTやヴィンテージマーシャル等はスロウブロウFUSEを入れないと
スイッチ入れた瞬間に「突入電流」でFUSEが切れてしまう時が有ります

SOLDANOはFUSEホルダーの近くに「DO NOT SLOW BLOW」と書かれています
SLOW BLOWにトラウマあるのかな
自分はAC100のアンプには「トランスの1次側にスロウブロウは入れたいな」と感じますが・・・

         

お客様持込のグルーブチューブです
見た目は「JJ製」に見えますがJJの前身会社のTeslaです

「前から持っていて使わなかった」と言うことです
今の「JJ製」とは少し音が違います
作りは同じに見えるけどだけど、材料が違うのかな?
真空管選びは悩みますね











プリ管もお客様持込のグルーブチューブ選別品のムラード復刻12AX7Aです




         

初段の12AX7A横には穴がブランク板でふさがった後があります
トレモロが付いていた1959の為の穴です

今の1959には開いていないですね

1959にトレモロか・・・
時代が必要としてたんでしょうか?

         

真空管も挿してオーバーホールも終りました

電解コンデンサやトランスもオリジナルのままです


         

アンプ横にはシールが貼って有ります

「このアンプを弾くならレスポールでしょう」と思ったら作業場に有るのは
P.UがダンカンとEMGだった・・・orz
エピフォンで良いからレスポールもう1本必要だな・・・

59のP.Uに交換して音出しかな

         

オーバーホールも済んでバイアス調整、お客様はもちろんJIMMY PAGE好きな方です

何回か音出してバイアス調整の幅の中で良い所を決めました

弾いた時の自分の感想です
「音良いなぁ、自分の持ってる1959より良い音でてる、まじか〜」
「JIMMY PAGEの音が出るなぁ」
LED ZEPPELINはアルバム事にギターの音は違うけれど

エディも初期はVintageMarshall使っていたけど
Vintage Marshall=JIMMY PAGE Soundなんだなと感じました